御幸神社特殊神事「花祭り」

はなまつり

豊橋市無形文化財指定/豊橋市制90周年記念豊橋市文化振興賞受賞

開拓民が御幸神社を祭った翌年の昭和25年(1950)1月、初めて花祭りが行われました。稲穂に花が咲くようにと五穀豊穣を祈る「花」。来年こそは、と歯を食いしばる開拓民にとって「花」こそが一番身近でふさわしい祭りでした。

当時は祭具が無かったため豊根村から祭り自体を呼んで第一回「花祭り」が開催されました。多くの親類縁者が豊根から励ましに来ました。イモ酒が振舞われ、太鼓と笛の音を聞き、舞を舞う。歌楽も舞も幼い頃から体で覚えてきたもの。「花」の伝統が奥三河から豊橋に伝えられました。

佐久間ダムで水没した豊根村分地の津島神社から「花」の面や衣装など花祭りの祭具一式を譲り受けることができ、昭和31年1月18日に御幸神社として第一回「花祭り」を開催しました。その後、1月4日を正式な「花祭り」の日に決めました。

当初は男性のみに引き継がれてきたこの祭りですが、女子児童たちが「私たちも踊りたい」と言い出したのがきっかけで女子による舞いグループができあがりました。また、舞い習いの子どもを送迎していた母親の一人が見よう見まねで笛を吹き始め、2年後にはお囃子の一員になりました。参加者が増えた祭りは華やかさを増し、「故郷を思う人の祭り」から「地域に根付いた祭り」に変化をしつつ地域密着の伝統芸能へと大きく育てられています。

舞と神事の概要

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